こんにちは
浜松市東区丸塚町にある「お腹痩せダイエット専門」パーソナルトレーニングジム「スポルタ」代表の青柳です。
今回の記事内容は・・・猫背と便秘の関係性について
一見、全く関係性がないように感じますが、とても関連性が高い問題になります。最後までお付き合いください。
猫背姿勢では、そもそもの便を肛門まで運ぶ能力が低下してしまいますし、肛門から体外に出す能力も低下してしまいます。
その状態で、便秘の改善のために食物繊維を摂っていたとしても、より便秘を悪化させてしまう可能性があります。
もし便秘でお困りでしたら是非ご参考ください。
◆ 便を運ぶ力 ◆
便が作られるのは大腸になります。
食べたものは口で咀嚼され、胃や小腸を経由し栄養分が体内に吸収された後、大腸に送られます。
大腸では、送られてきた便の元から水分を抜き、最終的に便に変わっていきますが、送られてきた元食物は、大腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)という働きによって、肛門まで運ばれていきます。
蠕動運動とは、ミミズが地面を這うような動きになり、送られてきたものを運ぶ以外にも攪拌(かくはん)する役割があります。
この蠕動運動が無ければ、肛門まで便を作り運ぶことができません。
蠕動運動を促すには、副交感神経を働かせることが重要であり、交感神経が優位に働いている状態では、大腸を含め腸の動きが鈍くなってしまうのです。
◆ 猫背と自律神経 ◆
猫背になると、体は交感神経モードになりやすくなります。
逆を言えば、交感神経モードになっているから猫背になっているとも考えられます。
例えば、パソコンやスマホなどのデジタルデバイスは交感神経を優位に働かせる効果があります。
また、日常生活で感じるストレスも交感神経を優位に働かせるため、現代においては交感神経が優位に働きやすい環境だという事がわかります。
◆ 便を出すスタイル ◆
猫背姿勢では、交感神経が優位になり、蠕動運動が低下するため、便を運ぶ力が弱くなる事はご理解頂けたかと思います。
今度は便を出す格好の話です。
日本のトイレは、ここ数十年で和式から洋式へと変わっていきました。
足腰が弱い高齢者などは、足腰にかかる負担から考えて、座った方が便を出す方が良いかと思いますが、便を出すことを解剖学的に考えれば、和式トイレスタイルの方が便は出しやすくなります。
和式スタイルのような「しゃがむ」姿勢は、大腸の中でも便が詰まりやすい部分を圧迫し、便の流れを良くします。
大腸は、重力方向に逆らって上行していく部分と、体を横に横断する部分と下がっていく部分に加え、S字状にカーブしている部分があります。
蠕動運動によって便は運ばれるのですが、便が重力方向に逆らって登っていく場所と、S字状に曲がりくねっている場所では、便の動きが鈍く溜まりやすい場所となっています。
このように便が溜まる腸内に長く残留することを宿便(しゅくべん)と呼び、体の不調の原因にもつながってしまいます。
しゃがんで便を出す事で、便通を良くし宿便の予防にもつながるのです。
◆ 食物繊維の誤解 ◆
便秘だから食物繊維を積極的に摂っている方も多いかと思います。
しかし、食物繊維は大きく2つあり、誤った食物繊維を摂りすぎてしまうと、より便秘を助長させてしまう可能性があるのです。
食物繊維の種類
・水溶性食物繊維:こんにゃく、海藻類
・不溶性食物繊維:野菜全般、キノコ類
水溶性食物繊維は、便の滑りを良くする効果があるため、便秘時にはおすすめの栄養素になりますが、不溶性食物繊維は便を大きくする効果があるため、便秘時に摂りすぎてしまうと、便を排出することがより大変になるため、便秘を悪化させてしまう可能性があるのです。
上手に排便をする事は最大のデトックスですので、猫背の改善や食べるものを見つめ直してみると良いでしょう。
◆ まとめ ◆
猫背姿勢は交感神経が優位になるため、排便する能力が落ちやすくなる。
猫背を改善すると自律神経が改善され、副交感神経の働きが回復するため、大腸の蠕動運動が活性化し、便を排出する機能が高まる。
食物繊維で気をつけなければいけないのは、便秘時に不溶性食物繊維を多く取ると、便を大きくする効果があるため便秘が悪化してします。
便秘の改善には、姿勢と食事の2つのアプローチで改善すると良いと思います。
今回の内容が参考になれば嬉しいです。
◆パーソナルトレーニングジム・スポルタ◆
〒435-0045 静岡県浜松市東区丸塚町543-19 二美ビル 3F
080-9490-4309
【ホームページ】
https://suporuta.com/cms
【Instagram】
https://www.instagram.com/suporuta_hamamatu/
【LINE@】
https://line.me/R/ti/p/%40ypp0108d