こんにちは
お腹痩せダイエット専門パーソナルトレーニングジム「スポルタ」代表の青柳です。
前回に引き続き、今日は「腹筋の種類」についてお話していきます。
腹筋は大きくわけて5つの腹筋群で構成されています。
「腹直筋」「内腹斜筋」「外腹斜筋」「腹横筋」「横隔膜」
↑これらの腹筋群緒働きについてお伝え致します。
※腹直筋・・・
腹直筋(ふくちょくきん)は腹部前面にある平たく長い筋肉です。
腹直筋がバランスよく発達している人は骨盤が前傾(骨盤が前に傾いている)に保たれているものですが、腹直筋が極度に弱いと骨盤の前傾が強くなりすぎて腰が反ったように見えます。
これを腰椎前湾症(ようついぜんわんしょう)といいます。
また腹直筋は、腹腔臓器を保護し、腹圧の維持と臓器の位置の固定、更に腹圧を増し、排便・分娩・嘔吐・咳などにも働きます。
※内腹斜筋・・・
内腹斜筋(ないふくしゃきん)は側腹部の深層部にある筋肉で外腹斜筋に覆われています。
運動動作においては主に体幹部の回旋動作、屈曲、側屈に関与します。
内腹斜筋は他の腹部の筋群とともに腹圧や排便を助けたり、内臓の位置の安定にも関わるとても重要な役割を果たしている筋肉です。
※外腹斜筋・・・
外腹斜筋(がいふくしゃきん)は側腹部の表層部にある筋肉です。運動動作においては主に体幹部の回旋動作、屈曲、側屈に関与します。
腰を左に回しながら上体お越しを行えば、右の外腹斜筋をより鍛えることができます。
また、外腹斜筋は他の腹部の筋群とともに腹圧や排便を助けたり、内臓の位置の安定にも関わるとても重要な役割を果たしている筋肉です。
※腹横筋・・・
腹横筋(ふくおうきん)は内腹斜筋よりも更に深層部にある筋肉です。
腹横筋は主に腹直筋、腹斜筋群らと共に働き、お腹が出ないように引っ込めることで腹圧(腹腔内圧)を高め、腰椎の安定性を保つのに大きく貢献します。
※横隔膜・・・
横隔膜(おうかくまく)は胸郭(きょうかく)の下部にある薄い筋肉です。
横隔膜の主な役割は腹式呼吸における主力筋(吸息)として働き、腹横筋(ふくおうきん)とは拮抗的に働きます。
横隔膜が収縮し、下制することで胸郭の内圧が下がり、強制的に肺内に酸素を取り入れることができるのです。
●横隔膜を下制して息を止めることで腹圧を高め、排尿、排便といった行為の補助する。
●重い物などをを持ち上げるときに腹圧を高めることで腰椎の負担を軽減させる
腹筋には大まかに上記のような種類がありそれぞれの効果があります。
トレーニングを行う際にもどこの筋肉にアプローチをかけて鍛えるのか?
考えて行っていきたいものです。
次回はこれらの筋肉に効果的な運動をご紹介いたします。